ドン・ボスコと一緒に

1月の真冬厳しい寒さが続けています。皆さんの健康はいかがでしょうか?子どもたちは冬休みの後普通の園の生活に戻ってきました。寒さに関係なくほとんど毎日外で遊んで力をいっぱい出しています。

先日はお餅つきで子どもたちが杵を握って一人ひとり餅を作る体験を味わい、お父さん、お母さんが味つけしたお餅を召し上がり、「お父さんお母さんありがとうございました」と言う挨拶を言ってから部屋に戻りました。

また、「郵便屋さん」では書かれた年賀状のような葉書をゆり組さんの子ども達が配達しました。その後、抽選によって当たられた賞品を今ではおうちで楽しく遊んでいるでしょう。

1月、足立サレジオ幼稚園にとって、もう一つの大事なことがあります。それは1月31日に当たるサレジオ会創立者、教育者聖ヨハネ・ボスコのお祝いです。

19世紀に北イタリアに生まれたヨハネは3歳の時に父と死に別れ少年時代は畑仕事と子どもたちを集めて神さまの話をするために、手品や曲芸などを盛んに習得しました。その後はアルバイトなどして苦学して勉強に励んで、神父になるために一生懸命勉強しました。特に歴史や文学などをたくさん学んで、それがのちに子どもたちに教える知識となり、本をたくさん出版する元となりました。神父になってからは主に街中で仕事にあぶれている子たちや家がない子たち、親から見放された子たちを相手に「オラトリオ」という組織、学校、様々職業訓練場などを作って、予防教育法をできました。日本に紹介されたドン・ボスコの予防教育法は2026年に100年になります。

子どもに色んな体験をさせ、聖ヨハネ・ボスコの精神に基づいて、教育者慈愛の姿勢、信頼関係を築くことによって足立サレジオの園児を導いていきたいと思います。

ご家族の皆様の上に、神様の豊かな祝福とマリア様の見守りを祈っています。

2025.1.30(木)

足立サレジオ幼稚園園長 ソーリヒ・ピオトル